最後のホハレ峠〜・王子製紙作業道跡・〜1
幾多の廃道探索家を魅了し続けてきたホハレ。 |
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新旧道分岐点にて装備をバイク用から廃道ヤブ漕ぎ 用に換装する。55lのアタックザックが圧巻のグロメ ク氏。靴はスニーカーでは無くヘビーデューティーな 長靴をチョイス。私は防災用にと買ってもらった25l のザックにテントや着替え、ストーブなどを無理矢理 詰め込み、合羽や鋸、ロープなど入らなかった装備は ザックのサイドの紐にカラビナで固定した。GPS端末 は衛星を捕捉し易いようにショルダーハーネスに固定。 靴はローカットのゴアテックス仕様トレッキングシュ ーズをチョイスした。この我々の勇姿を是非とも写真 に収めようと探索前に記念撮影も敢行した。 |
慣れないヤブ漕ぎ装備に換装するのに手間取ったの |
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しかしデジカメで撮った画像をプレビューしながら |
この難所を越える為に山側の斜面を登り迂回することにした。かなり急 な斜面で背負っている装備類は全部で17〜18kg程あるのでなかなか辛い。 まだ歩き始めて間もなく身体も充分暖まっていないし、ただでさえスロー スターターなので早くも息が切れる始末である。2m程登った後、斜面を トラバースして崩落箇所を迂回するのだが薮や木が邪魔で前進が困難極ま りない。滑落しないように斜面に生えている木やその木の枝に掴まりつつ、 鈴竹などの薮を押し退けて進まなければならないのだ。 背中のザックが木 の枝や薮にひっかかるのも泣き所だ。55lのアタックザックを背負ってい るグロメク氏は最初かなり悪戦苦闘していた。それにしても氏の胴回りよ り太いザックを背負って薮漕ぎをする様はなかなか異様な光景であった。 巨大なザックが重戦車の如く薮をなぎ倒しながら進んでいるのである。 |
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![]() 木にぶら下がりつつ薮を押し退けて進む |
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なんとか崩落箇所を迂回して峠道に復帰するがとこ ろどころ小規模な崩落が見受けられ、またススキなど の薮が覆いかぶさり普通に歩けない。ここでウエスト バッグのドリンクホルダーに固定していたチョコレー トを入れたタッパが無いことに気がつく。おそらく先 程斜面をトラバースした際に紛失したのだろう。少し 戻って探してみたが無駄であった。前回までの探索で 内心ダサいと思いつつ嫌々使っていたナンカイ製ウエ ストポーチをやめ、新たに登山店で新しくカッコいい ヤツを購入したのであるがこれでは全くダメである。 愚かにも貴重な食料を無くし自然を汚してしまった。 |
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![]() 先程ハンターで登って来たホハレ林道が望める |
ススキと鈴竹の薮をかき分けて進んで行くと不意に |
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