I山アタック1

 滋賀県I山地区に以前に敗退したフルーツアタックよりも手強い激坂があるという。実はwebなどで
その存在は知ってはいた。が、ハンターのステージとは違うからとスルーしていたのだ。しかし05式豪
州仕様ハンター操るグロメク氏がその激坂にアタックしたが、激坂に辿り着く前の坂でピカピカの新車
を初"投げ"して玉砕したという。そして後日リベンジしたいからと私を誘うのだ。全く悪い知り合いで
ある。
しかし行くと決まれば磐石の体制で臨まなければならない。前後のタイヤをCRM80純正のK860
に履き換えチューブは"ヘビー"チューブ"にした
。更に前後リムにはビードストッパーも装着するという
ヤル気仕様である。

 I山練習場にてウォーミングアップを終えていざ突撃。結果か 
ら述べると画像の猛烈激坂にアタックすることなく撤退したorz
この箇所に辿り着く前の坂の段差で亀の子状態になってしまい、
タイヤは虚しく空転するばかりであった。"押し"で越えられなく
もないが、 まずはこの先がどうなってるか歩いて偵察することに
した。webなどで画像では見たことはあったが実際にこの目で見
た鉄塔直下の激坂は見るもおぞましい光景であった。画像でもこ
の迫力であるので実際はいわずもがなである。 物凄い斜度と距離
があり路面はズルズル、洗掘もかなり深い。そしてここへ至るま
でもかなりの激坂で助走をつけて勢いで登るということもできな
い。非力なハンターのエンジンではあまりにも酷である。
 完全に戦意喪失した。やはりハンターのステージとは違うから
と半ば無理矢理納得して撤収したのであった。モトクロスタイヤ
を装着して副変速機のローで、あとは気合いと度胸、そしてモノ
チリサス(*)があれば登れるかもしれない。


(*) ハンター専門店モノチリンドロがプロデュースしている唯一のハンター専用のリアショック。オフロード車並みに
  よく動くサスで軽トラからロールスロイスの乗り心地になるというのが宣伝文句である。実際に使用された方のイン
  プレはどれも絶賛ばかりで、エンデューロなどを経験されているオフロード乗りの方にも最高の評価を得ていること
  から、その性能はまず間違い無いのであろう。今のところグロメク氏も私も最後の秘密兵器として位 置付けてはいる
  ものの導入はまだ先になりそうである。

今回の81式ハンターセッティング
タイヤ F Dunlop K860(70/100-17)、R Dunlop K860
空気圧 F0.9、R0.8
スプロケット F13T、R41T


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