大石峠隧道
年の瀬も迫った12月30日。ハンターと私は九州にい |
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大石峠隧道は奥耶馬トンネル上にあることは事前調査 |
![]() しばらく進むと右手に畑と思われる敷地がみえてきた |
![]() さらに進むと分岐が現れる |
日のあたるところは雪は溶けているのだが、ほとんどが杉林が鬱蒼と繁っ |
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![]() 大石峠隧道日田側坑口 |
![]() 隧道内部。崩落した土が堆積してフカフカになっている |
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続いて山国側の坑口へのアクセスである。日田側坑口 へ辿り着けたことで隧道の位置関係が把握でき、旧道の 入口を見つけることができた。最初付近を通った時には まさかと思って通り過ごしたが、民家のすぐ裏手の畑に 入って行くような道が旧道だったのである。こちら側も 雪が積もっており坂の勾配もかなり急だったので、ハン ターを置いて徒歩にて前進することにした。山国側もや はりというか何人たりとも通った痕跡は見られなかった。 雪道を踏み締めながら歩いて行くと廃道探索家にはお馴 染みの通行止の看板があり、その向こうにやはり"穴"が 口を開けて静かに佇んでいたのである。 |
![]() 雪に埋もれた通行止の看板 |
![]() その先に静かに佇む大石峠隧道山国側坑口 |
山国側は日田側に比べて崩落がまだ少なく坑口の輪郭 がはっきり見られる。画像では伝わりきらないがこの穴 はかなり巨大である。もともとは車一台がやっと通れる くらいの幅と高さであったのが、地質のもろさが災いし て隧道内部が徐々に崩落して広がっていったものと思わ れる。実際にこの巨大な"穴"を目の当たりにしてしばら くその迫力に圧倒されてしまった。 しかしやはりこの隧道の寿命はそれほど長くはなさそ うであることは実際に見て痛感させられた。なんとかこ の姿のまま持ちこたえて訪れる廃道探索家をたまげさせ てほしいものである。 |
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