ビードストッパー装着

 ハンターの走破性を更に高めるべく、オフロード車 
には標準装備されているビードストッパーを装着する
ことにした。空気圧を落として走行する場合、ビード
がリムからずれやすくなる。更に中のチューブもそれ
に合わせて回ってしまって裂けてパンクしてしまうこ
ともあるのだ。それらを防ぐのがビードストッパーの
役目なのである。1.0kg/cmくらいまでだったら無く
ても大丈夫みたいだが、それより下げるとなると必要
なのではないだろうか。ハンターのリム幅は1.4なの
でダンロップ製の80ccMX用のものを購入。

  ハンターのリムにはビードストッパー用の穴が開い
 ていないのでドリルで穴を開けなければならない。ビ
 ードストッパーのネジ径が8mmだったので8.3のドリ
 ルで貫通させた。いきなり8.3のドリルを用いるので
 はなく、最初にセンタポンチでマークをつけて3mm
 のドリルで下穴を開けて、それから8.3のドリルの出
 番となる。それにしてもリムの内側はサビサビであっ
 た(;´Д`)ペーパーをかけて花咲かGの錆び取りを
 塗っておいたが、それにしてもひどい有り様である。
 スポークも錆びがひどく一度はペーパーがけして錆取
 りに挑戦したが、開始1時間で断念した。

 リムに穴さえ開けてしまえばすぐにビードストッパーは装着できる。ビードストッパーの上にリムバ
ンドを巻いてタイヤ、チューブを装着していけばよいのだが、なかなかビードストッパー無しの時と同
じというわけにはいかない。少々タイヤ交換に難儀させられることになるが、これもハンターの走破力
を高めるために我慢しなければならないのだ。更にチューブもヘビーチューブにした。あと今回のタイ
ヤ交換で初めて知ったことだが、タイヤには軽点というのがあるのだ。タイヤに○印で書かれている部
分が軽点であり、ビードストッパーのネジ部分に軽点がくるようにタイヤを装着するのだ(ビードスト
ッパーが無い場合はバルブ部分にあわせる)


8.3のドリル穴でピッタリ装着できた

ビードストッパーねじ部分に軽点の○印を合わせる

 さてさて、ビードストッパーを装着した感想だが、某山へ走りに行った時には空気圧は0.6まで落と
した。ダートでは飛躍的によくグリップするようになったし、特にガレ場や岩盤地帯では非常に走り易
くなった。そういえばI山練習場で御一緒させてもらったCRM80にはビードストッパーは装着されてい
なかったのだが、CRM80乗りの彼は「ビードストッパー?別にいらないっスよー」と言っていた。05
式ハンター乗りのグロメク氏もダート走行前には適当に空気を抜いてタイヤを手でふにふに掴める固さ
にしている(恐らく空気圧は0.7〜0.8くらい)。それで今まで一度もパンクはしたことはないらしい。
ともかくである。ビードストッパーを装着することによって、低空気圧時のパンクを未然に防ぐことが
できるのだ。それ以上に絶対に悪路を走破してやるんだ!という意気込みが感じられるので万事オッケ
ーなのである。
 ちなみに、ヘビーチューブ&ビードストッパーを装着することによって少々タイヤの回りがたるくな
ったような気がしないでもない(;´Д`) セローでもヘビーチューブを装着するとたるくなるので敢え
て装着しない人もいるらしい。が、しかしである。やはり悪路を走行してこそのハンターであるのでこ
れでいくこととする!

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