リアサスペンショングリスアップ

 先日、前後のスプロケットを点検洗浄した際にリアサス周りのグ 
リスアップもしたかったのだが、リアショックのラバーブッシュ等
の部品を揃えるのを忘れていて次回に持ち越しとなっていた。
 そして翌週、部品が届いたので気合いを入れて分解。リアショッ
クを外すのもかれこれ一年ぶり以上になる。ショックを外すにはマ
フラーを外さなければならない。このマフラーを外す作業が私は苦
手だったりするのだが、さすがに何回も外してると要領がわかって
くるもので今回はすんなりと事が進んだ。スイングアームのピボッ
トシャフトも固着して外れないのでは?と懸念していたがゴムハン
マー叩くこと数回、簡単に抜くことができた。ついでにブレーキピ
ポットパイプやセンタースタンドも全て外して洗浄することにした。
パーツクリーナーを使うと塗装が剥げてしまうので、お湯とマジッ
クリンで気合い入れて洗いました。気合い入れた割にはあまり綺麗
になってません(;´Д`)


  さすがに生産されてから23年経った代物だ
 けに汚れや塗装剥げもヒドいものである。ち
 なみに上の写真は結構必死になってマジック
 リンで洗った後のものである。時間とゆとり
 があれば再塗装したいところだ。国内仕様ハ
 ンターのR23タヒチアンレッドのカラー塗料
 も既に欠品となっているらしいが、ズーマー
 の赤色がかなり近いように思われるので、塗
 装する際にはこの色を使いたいと思う。
  下の写真がスイングアームから抜いた直後
 のピボットシャフトである。 少しはグリスも
 残っているだろうと思っていたが考えが甘か
 ったようである。一滴も残っていないではな
 いか。ナットを締める側にいたっては錆も出
 ているし、見た感じ多少…いや結構曲がりも
 あるようだ(;´Д`) これは新品パーツを買
 わなかったので、洗浄と錆取りして再利用す
 ることにした。次回分解時、要交換である。


 今回、スイングアームのピボットシャフトを通すラバ 
ーブッシュを交換しようとしたのだが、完全に固着して
しまって外れない(;´Д`) 真鍮の棒とハンマーでガン
ガン叩いてもビクともしないのである。こりゃバーナー
で炙るかドリルで穴開けるしかないかなーと思ったが、
もとから付いてたラバーブッシュ、内径に錆も見受けら
れずまだ使えそうな感じである。これ以上悪あがきする
のは止めることにした。どうもこればかりはバイク屋に
お願いした方がいいような気がする。 次回分解時までに
対策を考えておくことにする。


 そんなこんなで分解を始めたのは午前中だったが、グリスアップして組み上がったのは夕方である。
今回の作業で一番難儀したのはスイングアームのラバーブッシュもそうなのだが、センタースタンドの
スプリングをプレーキピポットパイプ側に引っ掛ける作業であった。これで約30分程の時間と体力を
消耗することになったのである。今回交換した部品はリアショックのアッパーのラバーブッシュ、リア
ブレーキのストップスイッチスプリング、そしてマフラーのエキゾーストガスケットであった。

 グリスアップ後、早速ハンターを走らせてみたがとにかく驚いた。サスの動きが良くなっているのが
明らかに感じられるのである。要領を得てなかったので長時間の作業になってしまったが、これで全て
の労が報われた。次回の課題はあの恐ろしく固いラバーブッシュと曲がりが見受けられたピポットシャ
フト、そしてできればスイングアームの再塗装といったところか。ともかく年に一回はリアサス周りを
バらしてグリスアップをしようと誓うのであった。

 ちなみに一週間後、再度スイングアームを取り外してラバーブッシュを抜こうとあの手この手を尽く
したが徒労に終わってしまったorz(抜き出す為のスペシャルツールを自作するも無駄であった)
やはりバイク屋にお願いするしかないようである。長年メンテナンスをサボった罰としてバーナーで炙
られつつ、はつり用の大ハンマーで叩かれまくる運命にあるようだ(涙)
 ピボットシャフトは曲がりが気になっていたので新品に交換しました。

←戻る