スプロケット清掃・磨耗点検
ハンターカブ国内仕様(86年までに生産された海外仕様も)のドリブンスプロケット(Rスプロケッ
ト)は最近のモデルの物とは形状が異なっている。 ハブにスプロケットをナットで装着するのでは無く、
スプロケットに凸が付いていて、この凸をハブの凹に取り付けてサーグリップで装着するのである。
国内仕様モデルはフロント15丁、リア38丁が純正で装 |
![]() 86年までのモデルの凸付きRスプロケット |
![]() 左が38丁、右が45丁のドリブンスプロケット |
早速近所のバイク屋さんに行ってホンダのオンライ |
さて45丁のスプロケを手に入れたはいいものの、これではローギヤードで街中やロングツーリングで
は扱いにくそうである。そこでドライブ(フロント)スプロケットの歯数を上げてハイギヤードにしよ
うと思いついた。ドライブスプロケットはセローの物が流用できるとのことで、AFAM製であれば12丁
から17丁をチョイスできる。しかもフロントに関しては特注品ではないので実は純正品より安かったり
するのだ。リアに45丁を装着して、フロントは状況に応じて歯数を変えればよい。普段はF17丁でやや
ハイギヤードにしておき、かなり手強い廃道(超激坂、ガレガレ)を探索する時にはF12丁に換装する
のである。フロントなのでホイールを脱着しなくてよいのでこれはイケる!
いろいろとアイデアが膨らんだところで、現在 |
![]() 左が新品。右が取り外した物。歯の尖り具合が違う。 |
後日、AFAMの17丁のFスプロケットを入手して取り付けてみたが、
チェーンを通すと微かにクラン
クケースカバーに干渉してしまうではないか。これはやられた…。カバーを削れば辛うじていけそうだ
が、クリアランスがほとんど保てそうにない。悔しいが17丁はボツである。どうやら16丁でギリギリと
いったところである。 更に悪いことに12丁を取り付けた場合はクランクケース側にチェーンが干渉して
しまう始末である 。14丁〜16丁の間で選択するのが無難なようだ。
後日、13丁を購入して装着してみたところ大丈夫であった。ただしAFAMのFスプロケ原油価格の高騰に
ともなって値上がりしてるので注意!更に国内用凸型ドリブンスプロケットが特注扱いだったのが38丁
に限りラインナップに加えられている。お値段は¥8,820也。オーダーメイドの価格に比べてお値打ち
になってるのでこれは朗報かもしれない。
もう一つ…CT110のチェーンサイズは428であるが、 これを420にサイズダウンするアイデアも浮
上してきた。郵政カブMD90に乗っておられるマツオカ氏のホームページの掲示板で教えていただいた
のだが、FスプロケにはTZM50Rのものが、RスプロケにはDAX、APEのものが取り付け可能とのこと。
420サイズのスプロケットは社外品も豊富で、チェーンも同じグレードのものでも約半額の値段である。
大幅なコストダウンと軽量化も図れるのが魅力である。サイズダウンにともなってチェーンラインの誤
差の問題もでてきそうだが、後日試してみたいと思っている。