リヤショック交換(KYB MGS330)

 最近当サイトからリンクを張らせていただいた"Room full of mirrors" 
のRecycler@凡梵庵氏より話のネタにとKYB(カヤバ)の窒素ガス入りの
リヤショックMGS330をなんとプレゼントしていただいた。氏は最初は
このMGS330を使用されてたのであるが、オフロード走行には固過ぎる
ということですぐにモノチリサス(*)に交換されたらしい。
 この国内仕様81年式ハンターを手に入れた時は純正のショックが装備
されていたのだが、舗装路のちょっとした凸凹でもぼよんぼよんと跳ね
る感じが気にいらなくてタイ製のモンキー用のショックに換えていた。
このタイ製のショックであるが純正に比べて固く凸凹でも跳ねることな
くしっかりした乗り心地になった。もうちょっと柔らかさというかしな
やかさというかコシのある感じがいいなぁと思いつつ、値段が値段なの
で(2本で¥6000くらい)これでいいかと妥協していたのだ。

 さて早速タイ製ショックからMGS330に交換してみる。MGS330のスプリングはタイ製ショックより
ひと回り太く、このサスはおそらくメチャクチャ固いものだと思い込んでいたのだ。


 あまりにサスの動きが良いので調子に乗ってこんな所まで
やってきてしまった。某府道の未開通箇所である.^^;

  そして実際に装着してまずはスタンドを立てた状態
 で荷台を上から押さえつけてMGS330を縮めてみる。
 すると想像とは裏腹に柔らかくよく沈むのである。
 ひょっとしてこれはかなりいいんでないかい?と早速
 近場の林道へ走行試験に赴く。 走り始めてすぐに違い
 が解った。舗装路のマンホールでせり上がっている凸
 地でもかなりいい感じで吸収してくれるのである。
 タイ製ショックに求めていたしなやかさ、コシがこの
 MGS330には備わっていたのである。ダート走行でも
 タイ製ショックより明らかに良く動いてくれるのが解
 りかなり走り易くなった。この時はタイヤの空気圧は
 標準(F1.5R2.25)だったのだが両方とも1.0以下に
 落としたくらいの感覚なのである。



デイトナMCペインター"シャイニーオレンジ"で塗装
 


バッテリーカバーも同色で塗装し統一感ができた


 正直ここまで良いサスだとは思っていなかった。坂の途中に岩盤や木の根があるような軽いセクショ
ンのようなところでも以前のサスよりは明らかにスムーズ(ひっかかりなく)に登ることができるのだ。
ちなみにこのMGS330であるがスプリングのストッパー部分を削ってスプリングのイニシャルを更に柔
らかくしてあるのだ。このような良い物をプレゼントしていただいたRecycler@凡梵庵氏にただただ感
謝である。とても気に入ってしまったので後日分解して国内式ハンターのR23レッド(タヒチアンレッド)
に最も近いとされるズーマーやFTRのラインナップにあるシャイニーオレンジで塗装した。やや赤みが
足りない感じだが私の許容範囲内の誤差である。

 塗装も施して毎日の通勤はルンルン気分である。しかしながらこのショックとは次元がまるで違うと
いうモノチリサスとは如何なるものなのであろうか? 先日、トライアルの練習場へ行ったのであるが、
人間の慣れ、もっと良い物をという欲求は恐ろしいもので更に柔らかくコシのあるサスを求める自分が
いた。やはりモノチリサスからは逃れられない運命なのであろうか…。

←戻る

(*) ハンター専門店モノチリンドロがプロデュースしている唯一のハンター専用のリアショック。オフロード車並みに
  よく動くサスで軽トラからロールスロイスの乗り心地になるというのが宣伝文句である。実際に使用された方のイン
  プレはどれも絶賛ばかりで、オフロード歴30年のRecycler@凡梵庵氏からも最高の評価を得ていることからその性能
  はまず間違い無いのであろう。今のところゲロ道アタック仲間である豪州05年式ハンターオーナーのグロメク氏も私
  も最後の秘密兵器として位置付けてはいるものの導入はまだ先になりそうである。