リアタイヤ交換(Dunlop Universal→K350)

 今まで履いていたDunlopのUniversalであるが六千キ 
ロ強走ったところで前7分山、後4分山であった。前後
を組み換えれば(タイヤローテーション)1万キロは走
れそうである。純正タイヤのIRC FB3は二千キロ走らな
いうちにリアが半分以上減ってしまい、タイヤローテー
ションして六千キロ走るのがやっとであった。
 今回はタイヤローテーションはせずに、来るべき夏に
備えてよりオフ指向のタイヤをチョイスすることに。ハ
ンターの標準タイヤサイズは2.75-17であるが、3.00-
17サイズも装着可能とのこと。 そこでDT50などに装着
されているDunlop K350(3.00-17)を選んでみた。

左からIRC FB3、Dunlop Universal、K350

 Dunlop Universalはビンテージタイプという訳のわからないカテゴリに分類されている。ブロックタ
イヤのようではあるがかなり目が詰まっているのでオン指向ではないかと思う。しかしながら大きな不
満は無く、持ちも純正IRC FB3よりはるかに良い。岐阜県道352大西瑞浪線などの難関を走破したのも
このタイヤである。しかしながらIRC FB3に比べて未舗装路走行において結構滑り易い感じが少し気に
なっていた。


K350を装着するとこんな感じ

  K350を実際に手にしての感想はやはり太い(;´Д`)
 フェンダーなどに干渉しないか心配だったが、いざ組み
 付けてみると全然大丈夫であった。それよりも見た目に
 迫力が増してより無骨になったと言える。実に男らしい。
  装着して早速走ってみると、直線ではどっしりと安定
 した感じである。サイズが太くなったことで加速が鈍っ
 たとかは感じられなかった。ただコーナリングで以前の
 Universalに比べてもっさりしたのはハッキリ感じた。
 ひらりと切り返せていたのが、若干鈍くなった感じなの
 である。それを除けば概ね良好である。しかし…、
 段差などでリアサスがフルボトムした時にフェンダーと
 干渉してモギュッ!と音が鳴るではないか(´・ω・`)


 フルボトム時に干渉するのはリアショックを固くするなどして緩和するしかない。ショックを長い物
に交換すれば解消されるかもしれないが、今回は前述の処置で対応することとした。

※後日タイヤとリアフェンダーの隙間を確認してみたところ、左側に比べて右側の隙間がかなり狭くな
 っているのに気づいた。 更にチェーンケースとタイヤも干渉しているようである。何度も何度も転倒
 を繰り返しているので歪みが生じているのだろう。これらをプライヤーではさんで曲げたりハンマー
 でガンガン叩いてクリアランスを確保した。早速試乗してみたところ、フルボトム時でも全く干渉し
 なくなった。これで万事オッケーである!!

 翌日、K350の真価を発揮させ身をもって体感すべ 
くコソーリ練習コースの一つである大見尾根旧道へ赴いた。
大見尾根はマディ路面あり、ヌタ場あり、石がゴロゴ
ロ転がるガレ場ありの難コースであるのは周知である
が、旧道は輪をかけてヒドい。Universalを履いている
時に某巨大掲示板にてハンターでも空気圧を1.5くら
いまで落とせば多少楽に走れるようになるよと教えて
いただいた。それを確かめに来た時にこの大見尾根旧
道を走ったのだ。実際空気圧を落とすとかなり楽に走
れることが解り目から鱗であった。今回その時と同じ
条件(スプロケF13丁R41丁、空気圧前後共1.5)で
この難コースに挑むことにした。


大見尾根。右が新道、左の細い道が旧道である。

  大見尾根旧道へ入る前、ダートに突入してすぐに違
 いは解った。Universalではフラットダートでも時々ず
 るずる滑っていたのだがK350ではそれが無いのである。
  マディやヌタ場でもUniversalより確実に滑らないし、
 ややガレ気味の上り坂でもかなり走り易くなっている
 のが感じられた。
  さて大見尾根旧道であるがここは新道よりガレも坂
 もキツくなっており、結構な深さの洗掘も見受けられ
 る。しかしながらFスプロケを落とし、タイヤもよりオ
 フ指向のものに履き変えているので面白いように駆け
 上がることができた。


 さて今回の性能試験のメインイベントである。右側 
はキツいV字の洗掘で突入は無理なので、左の非常に
滑り易そうなタイヤ一本分の坂を登らなければならな
い。Universalを履いている時はここでスタックしてし
まい実に難儀したのである。
 今回K350でこの難所にリベンジである。途中までは
楽に登れたのだが頂上付近にある木の根っこみたいな
ものにスタックしてしまった。やはり相手が木の根で
はかなわないものなのかと思ったが、Universalよりは
はるかに楽に越えられたので良しとしよう。


 想像通り未舗装路での走破性は確実に上であるのが体感できた。タイヤが太くなった分、燃費が多少
悪化するかもしれないが、この夏はこれで行くことに決めた。今後の探索が楽しみである!

※とは言ったものの、年が明けてこのタイヤで6,000km走ろうとしてた頃、恥ずかしながら今までイ
 ニシャル最弱と思っていたのが、実は最強だったことに気がついたorz イニシャルを最弱にするとリ
 アサスが少し沈んだだけでも干渉するようになった。今までイニシャルが最強だったのでに緩和され
 ていたのだが、これではオフロード走行に適さないのは言うまでもない。見た目もタイヤの使い心地
 も良かっただけに非常に残念である。

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