フロントフォークオーバーホール

 先日、フォークオイルを交換した際にゴムやプラス 
チック部品の劣化や割れがひどかったのでごっそり交
換することにした。あれから裏山林道や深山、古坂な
どで酷使して泥まみれになったが、抜いたオイルは特
に汚れてはいなかった(勿体無い…)。
 今回はサークリップとオイルシールも外して各パー
ツを洗浄したのであるが、サークリップは専用工具が
あったのですぐに外せたがオイルシールは難儀した。
最初はけがきを使って外そうとしていたが、全然ダメ
であった。埒があかないのでフォークパイプを引っ張
ったらシュポンッ!といとも簡単に抜くことができた。


 バらした各パーツをクリーナーで洗浄し、錆ついていたスプリングは所有してた花咲かGの錆とりで
錆落としをした。あとはバらした時と逆の順序で組み立てていけばよいのだが、オイルシールの圧入は
専用工具がなかったのでラジオペンチの先で少しずつ押し込んで入れた。
 フォーク自体の組み立てが終わったら車体に組んでいくのだが、今回で二度目なので手慣れたもので
ある。フォークパイプをトップブリッジまで引き上げる時にM10の全ネジは必須であり、おそらくこれ
が他のどれより必要な工具であるのではと思う。サークリップはスナップリングプライヤが無くてもラ
ジオペンチやけがきなどで容易に外せるはずである。
 私の場合はフォークを車体に組み(トップブリッジと三つ又は仮止めしておく)、更にホイールも組ん
でからフォークオイルを入れた(ホームセンターで購入した軽量カップと漏斗を使って入れた)。
 最後にトップブリッジと三つ又を規定トルクで締めて完了である。

 オーバーホール後のフォークの動きであるが、前回フォークオイル交換した時にフラッシングもして
既に良くなっているので特に今回変化は見られなかった。が、あれだけ劣化してたゴム・プラパーツも
交換したので精神衛生上非常に良い。作業的にもそれほど手間がかからないので、定期的にオーバーホ
ールして常に快適な走行ができるように心がけるつもりである。

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