ホイールベアリング交換
以前よりホイールベアリングの打ち換えをしようと 新しいベアリングやカラーなどのパーツは揃えていた のであるが、昨年暮れから今年の始めにかけてアタッ ク系の走行機会が目白押しだったので、それらが全て 終わってからにしようという目論みだったのだ。 特に大きなガタがあったわけではないのだが、ベア リングのインナーに指を突っ込んで回してみると、ゴ リゴリする感触があったのでずっと気になっていた。 そして機は熟し、5月の大型連休が来る前に交換す ることに決めたのである。古いベアリングを叩き出す 手順は以下の通りにやってみた。 |
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![]() ベアリングのインナーを ハンマーなどで叩く |
![]() 反対側のベアリングとカラーの間に隙間ができる そこへマイナスドライバー等を引っかけて叩く |
![]() リアホイール側の方が浸水や錆がキツかった |
![]() 叩き出したベアリングとカラーは御覧の有り様である |
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古いベアリングを叩き出すのは意外とスンナリでき たのであるが、問題は新しいベアリングの圧入である。 先程叩き出した古いベアリングを用いてハンマーで小 刻みに叩きながら入れていく。片方の圧入が終わった ら反対側からディスタンスカラーを入れて同じ要領で もう一つのベアリングを圧入する。カラーに当たって 止まるまで圧入するのだが、カラーに当たってからも 強く叩くとインナーやカラーが全く回らなくなるので 注意! 実は私はこれで往生させられた。仕方がないの でベアリングのインナーをハンマーで軽く叩いて隙間 をつくり、逆から叩いて回るように調整した。 |
今回はベアリング、ディスタンスカラー、オイルシール、そしてアクスルシャフトも新品に換えた。
交換後、早速走ってみるとスルスルと加速していくのにとても感動した。上り坂もスイスイと登って行
くのである。 こうも激変するとは思いもよらなかった。今まで相当の走行抵抗がかかっていたはずで
あり、クラッチにも負担がかかっていたものと思われる(おまけにアタック林道走行で更に負担をかけ
ているはずであるw)。もっと早くに交換しておけばよかったと後悔ひとしおである。
追伸:新しいベアリングは打ち換える直前まで冷凍庫で冷やしておいた。これがあったので、今回は初
めての作業だったに関わらず比較的容易にできたのではと考えている。
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